この記事でわかること
- ボランティア経験は就活で活かせたのか?
- どのようにしてボランティア経験がアピールできるのか?
- 面接でよく聞かれた質問
就活でボランティア経験をエピソードにしようと思っている学生は多いはず。
しかし、ネットを検索してみると「 ボランティア経験は面接官からウケがいい 」といった意見から「 就活でボランティア経験は意味がない 」といった意見まで、様々見受けられます。
この記事では、学生時代を地域の児童福祉ボランティアに捧げた筆者が、就活の中でどのようにしてボランティア経験を活かしたか、そして実際に就活でボランティア経験は活かせたのかについて、経験を交えてご紹介していきます。
目次
大学入学後のボランティア参加率は37.5%
国立青少年教育振興機構が実施した大学生のボランティア活動等に関する調査によると、大学入学後にボランティア活動を経験したことがあるのは全体の37.5%とされています。
活動の動機においても、調査対象817名の学生の内14%の学生が大学の成績や就職活動に有利だからといった理由でボランティアに参加していることがわかりました。
全体の割合として多いのか少ないのかはさておき、やはり私も当初は就職活動で有利になるかもしれないと思い、ボランティア団体に所属することを決めました。(今は就職活動どうこうじゃなくて、本当にやってきてよかったなと思います(笑))
私の周りでも同じく就職活動を最初の動機として団体に所属した人もいたため、就職活動を一つのきっかけとして、ボランティア経験を積むといった大学生は一定数いることがわかります。
筆者はボランティア経験を就活で活かせたのか
就活でボランティア経験を活かせたのかという問いについては、結論、私の場合は活かすことができました。
しかし、大いに活かせたかといわれるとそうではなく、他のエピソードでも同じような結果だったなと思うのが、正直な感想です。
話のネタが増えるといった点では活かすことができましたが、特別有利になったと感じることはありませんでした。
ボランティア活動自体が評価されたというよりかは、自身が何を考えて物事を実行していったかの過程の方が重要だと感じます。
ボランティア経験はどうアピールできる?
ボランティアの経験自体が評価されることは少ないですが、ボランティアは人を大きく成長させてくれることに間違いありません。
そのため、必然的にアピールできる要素も増えます。
以下は筆者も面接で使ったアピールポイントなので、ボランティア経験をアピールするなら参考にしてみてください。。
アピールポイント
- 自己成長できた点をアピール
- 動機から人間性をアピール
自己成長できた点をアピール
ボランティアはビジネスではないためお給料は出ませんが、自己成長は唯一得られる大きな財産です。これは是非アピールしていきましょう。
例えば私の場合だと、「子どもと上手く関わることができないといった課題がありましたが、流行りのアニメやキャラクターを研究することで乗り越えることができた」といった背景がありました。
これは自身が感じていた課題を解決するといった方向で、自己成長をアピールできます。
ボランティアに意欲的に取り組んでいれば何かしらの成長は得られるので、自己成長はとてもアピールしやすい内容です。
動機から人間性をアピール
ボランティアを始める人には何かしらの動機があるはずです。
動機にはその人の性格や特徴がにじみ出る部分なので、面接官もかなりの頻度で質問してきてくれます。
また、ボランティアは、与えられた環境で物事を成し遂げるアルバイトなどとは違い、自ら進んで参加する姿勢など、その人の主体的な一面をアピールすることにも繋がります。
そういった主体性を上手く伝えることができれば、「自分で目標を見つけて、物事に取り組める学生だ」と面接官にプラスの印象を与えることができます。
しっかりと当時の気持ちを明確にして準備し、面接の場でも自身の人柄を最大限にアピールしましょう。
ボランティア経験についてよく聞かれた質問
ここでは、実際にボランティア経験を面接でアピールした際に聞かれた質問についてご紹介していきます。
ボランティア経験を就活の面接で話そうと考えている方は是非参考にしてみてください。
動機
これは上記でも紹介しましたが、最もよく聞かれた質問でした。
その人の人間性が最もよくあらわれる内容なので、必ず準備していくことをおすすめします。
ボランティアだけに限った話ではなく、就活において「なぜ?」は大きなキーワードになります。
しっかりと理由や目的をもって物事に取り組むことが社会では必要とされるためです。
強い意志や目標を定めて行動ができる点を伝えましょう。
やりがいを感じたとき
ボランティアをしていて、やりがいを感じる機会は多く、それについて聞かれることもありました。
これは、学生が熱心に取り組んでいたかどうかについて確認していると考えられます。
熱心に取り組んでいれば、その分やりがいを感じることにも繋がるため、しっかりと答えられるかが見られます。
私の場合だと、児童福祉ボランティアを行っていたため、子ども達の笑顔を見た時や、喜んでもらったときに、やりがいを感じました。
その他のボランティアでも、感謝される場面は多いと思われます。一度、自身がどういった場面でやりがいを感じたかを整理してから、面接に臨みましょう。
どういった内容の活動であったか
これは、おそらく単純に興味があっての質問だと思われます。私の場合は、自己紹介時にボランティアをしていたことを簡単に説明し、その後の質問で深掘りをしてもらおうと考えていました。
いつ活動していたのかや、どういった規模であったのか、どのようにして活動先を確保していたのかなど、数多くの質問がされました。
割と面接の冒頭でされる質問であったため、面接の良い流れを作るためにも、しっかりと答えられるようにしておきましょう。
就活で活かせるかどうかは人による
私が選考を通して感じたことは、ボランティアをしていた事実よりも、なぜ参加しようと思ったのかや、困難に対して解決した経験は何かといった過程の方が重要だったということです。つまり、 ボランティア活動を就活で活かせるか否かは人によるというのが大きな結論だと思います。
それは、ボランティアでなくても、バイトでもゼミ活動でも同じということです。
そこでの自分自身の取り組みがどのような内容だったかを明確にすることができれば、エピソードの題材なんてなんでもいいと思いました。
しかし、なんでもいいといってもエピソードの題材が思いつかない方もいると思います。もし、エピソードが見つけられずに困っている方がいましたら以下の記事もご参考ください。
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私は大学生活をボランティア活動に捧げたといっても過言じゃないくらい、熱心に取り組んできましたが、ボランティアは物凄く自身を成長させてくれます。たとえ動機が就活目的であっても、貴重な経験ができることは間違いないです。
この記事を読んで、就活に役立ててくれるとともに、ボランティアを始めるきっかけにもなってくれたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。