インターンシップや本選考の過程で受けることが多いのが適性検査です。その適性検査では性格診断といったものが実施されますが、嘘をついてもいいのでしょうか。
筆者の意見は、「嘘をつかずに正直に答える」です。
企業からよく見られようと考えるのは就活生にとって自然なことであるため、嘘をついて回答したくなるものです。
しかし、嘘をつくことで、マイナスに働くこともあります。
今回は、筆者が考える「性格診断に正直に答えるべき3つの理由」を共有していきます。
性格診断とは?
そもそも性格診断とは、適性検査の過程で実施されるもので、だいたいは、能力検査とセットになっている場合がほとんどです。
SPIと玉手箱の性格検査は以下のようになっています。
適性検査名 | 質問数 | 時間 |
SPI | 300問 | 30~40分 |
玉手箱 | 性格:68問、意欲:36問 | 性格:20分、意欲:15分 |
性格検査では、受検者の「行動」や「意欲」「情緒」などを定量的に判断しています。
個人的には質問数がかなり多い印象をうけます。(毎回受けるたびに疲れます笑)
この質問数の多さこそが嘘をつかずに正直に答える1つの理由にもなっています。
正直に回答するべき3つの理由
ここでは、性格検査に正直に回答するべき理由を3つご紹介します。
入社後にミスマッチが発生
適性検査はこの人材が会社で活躍できるか、社風にマッチしているかを調べています。
入社後にミスマッチが発覚すると、企業にとっても新入社員にとってもマイナスになってしまいますので、誰も得しない状況を引き起こします。
例えば、
大人しくてゆったりとした職場の雰囲気が良いと思っている就活生が、超体育会系社風の企業に入社してしまった...
などです。
そのような事態にならないための対策として、自己分析も同時に必須です。
自己分析の手法がわからない!と言った方は、以下の記事も参考にしてみてください。
せっかく新卒カードを使って入社した会社と合わないな~と感じるほど辛いものはないと思います。
そのような悲劇的なことが起きないためにも、性格検査は正直に回答するのがよいでしょう。
嘘が表示結果でばれる可能性がある
適性検査の結果は回答時間や正答率など何から何まで全て企業にばれてしまいます。中には複数ブラウザを開いているかどうかまで、企業はお見通しといった噂まであるくらいです。
そんな適性検査ですが、SPIの場合は、受験者が自身をよく見せようと回答しようとしているか否かを結果シートに表示させます。
例えばSPIなら、
「1. この受験者の回答からは、自分をよく見せようとする傾向は検出されませんでした。」
と表示されます。
この表示は受験者の回答に不自然な点がなかった場合の表示です。もし、SPI側が受験者の不自然な回答を検出した場合は、企業に「受験者が嘘をついている可能性がある」といった内容が表示されることになります。
ここでいう不自然な回答とは、「矛盾」です。
性格検査では、かなりの質問に回答していくことになります。しかし、その質問全てが違う内容かというと、そうではありません。
「違った言い回し」で「質問内容は同じ」と言った質問がランダムで複数回表示されるのです。
そのような質問に、嘘をついていくと、どこかでボロが出てきてしまいます。(完璧に矛盾なく回答すれば、そのようなことはないかもしれませんが)
その結果が面接官や人事の方の目に止まることで、マイナスイメージを植え付けてしまい兼ねません。
運よく面接にたどり着いたとしても、面接は面接で後悔してしまう恐れもあります。
面接で影響
適性検査によって、企業が得た受験者の情報は、面接の際の良い材料になります。
もし、性格検査で不自然な点がある場合は、様々な角度からの質問を投げかけられる可能性が高くなります。
面接というかなり緊張感のある状況の中で、見破られないように自身の本当を偽り続けることは、体力的にもかなり厳しいでしょう。
本当に自分が面接官にアピールしたいポイントを伝えることができず、不完全燃焼で終わってしまう恐れもあります。
多少の嘘は問題なし
以上が、筆者が感じる「性格検査で正直に回答するべき理由」でした。
正直に答えるべきメリットはたくさんあるのですが、多少自身の本性と違ったことを回答してしまったな...といった程度だと影響は少ないと考えられます。
性格検査は何も難しいこともなく、対策なんてものは不必要なので、気軽な気持ちで受けましょうね!
それでは、就活頑張っていきましょう!