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【就活で有利!】就活生に簿記2級の取得をおすすめする理由

就活生に簿記2級をおすすめする理由

「簿記2級を取得しようか迷っている」「就活でどのように活かせるの?」そう感じている方はいませんか。

私も最初は簿記について何も知りませんでしたが、現在は簿記2級を取得してよかったと感じています。

今回は筆者が簿記2級の資格を持って就活に臨んで実感した、「就活生に簿記2級の取得をおすすめする理由」をご紹介いたします。

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簿記2級とは?

電卓とペン

「簿記」と一口にいっても、様々な種類がありますが、ここでは「日商簿記」を指します。正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催 簿記検定試験」です。

日商簿記以外にも簿記検定試験は2つ存在します。

  • 全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験 通称:全商簿記
  • 公益社団法人全国経理教育協会主催 簿記能力検定試験 通称:全経簿記

「全商簿記」は、主に商業高校に通う学生に向けて実施される検定試験であるため、就活で大きくプラスになるとはいえないでしょう。

「全経簿記」は、専門学校に通う学生や社会人の方が受ける検定試験とされています。

また日商簿記は、公的資格であるため、世間でも一定の評価を得られます。

公的資格とは、

国家資格と民間資格の中間に位置付けられる資格であり、文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が認定する資格

とされています。

試験概要

試験科目試験時間合格基準
商業簿記
工業簿記
(原価計算を含む)
5題以内
90分70%以上
  • 「商業簿記」は、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。
  • 「工業簿記」は、企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。

簿記 試験科目・注意事項 | 商工会議所の検定試験 より引用

試験方法は以上のようになっています。

また、紙試験とネット試験がありますが、筆者は手ごろに受けられるネット試験で受験しました。難易度には違いがないとされていますが、圧倒的にネット試験が簡単だと感じたので、個人的にはネット試験での受験をおすすめします。

簿記2級のネット試験について詳しく知りたい方はこちらもご参考ください。

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就活生に簿記2級の取得をおすすめする理由5選

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簿記2級を取得して感じたメリットはたくさんありました。

その中でも、特に取得をおすすめする理由を5つ紹介していきます。

理由①|業界・企業分析に役立つ

簿記2級の資格を有していることで、業界分析や企業分析に活かすことができます。

具体的には、財務諸表を理解することができ、有価証券報告書を理解することができます。

例えば、

この企業は自己資本比率が高いから倒産する確率が低いな~

決算書を連結してるんだな~ってことは、子会社があるのかな?

などなど...

このように、簿記2級の取得によって理解できる企業の情報が増えることは大きなメリットだと言えます。

その理解を次で紹介する面接時のアピールにつなげることも可能です。

理由②|面接時のアピールに繋がる

面接時に自身が有資格者であることを、アピールすることもできます。

「強み」「弱み」のエピソードを語る時に、資格勉強での体験談をベースにしたり、面接官側から簿記2級の話題について、ふれてくれるかもしれません。

あからさまに「簿記2級の資格持ってるんですよ~、私すごいでしょ~!」って感じがして嫌だという方は、逆質問時にレベルの高い質問をしてみましょう。

例えば、

御社の有価証券報告書を拝見して、〇〇について気になったのですが~...

のように、他の就活生が質問しないような質問をすることで、少しレベルの高い逆質問にすることも可能です。

理由③|書類選考の通過率が上がる

これは履歴書やエントリーシートの資格欄への記載が可能になるためです。

簿記2級の資格を持っていて少なくともマイナスイメージになることはないでしょう。

なぜなら企業が求める資格で 第1位 であるからです。  ※(株)リクルートキャリアが、同社に寄せられた求人から集計

ライバルが激戦を繰り広げる就活で、少しでもプラスのイメージを持ってもらえるため、ライバルと差をつけやすくなります。

理由④|インターンシップで知識を活かせる

これは限定的ではあるため、多くの人が実感するものではないかもしれませんが、筆者の場合は参加したインターンシップのワークや研修などで簿記の知識を活かすことができました。

実際に入社後に簿記3級や2級の取得を推奨している企業も少なくありません。それほどまでに社会や企業で必要な知識であると考えられます。

これは必ずではないですが、「簿記2級の資格がインターンシップでも活かせる場合もあるんだな~」程度に頭に入れておいてください。

理由⑤|難易度がそこまで高くない

上の表は簿記2級の合格率を示したものになります。

各回で合格率が 10.0% を下回る回もあり、難しい印象をうけますが、ネット試験では、合格率がおよそ 45% くらいとなっているのがわかります。

ですので、今から合格を目指す方は、ネット試験を検討してみてもいいかもしれません。

世間からの評価が高い上に比較的取得がしやすい点は、何かとバイトや遊びで忙しい大学生にとって、大きなメリットではないでしょうか。

簿記2級を活かせる仕事

電卓を用いてデータを分析している様子

簿記2級は仕事においても、多くの場面で活かすことができるとされています。

その内容をご紹介していきます。

会計に関する仕事

簿記の知識が活かせる仕事は以下のようになります。

・経理部

経理部門では、「入出金管理」や「財務諸表の作成」などを行います。

簿記の知識が最も生のかたちで活かされる職種だといえるでしょう。

・財務部

財務部では、「予算編成」や「資金調達」などを行います。

こちらも簿記の知識を基盤に仕事を行うことが多いため、仕事に直結する職種です。

その他にも...

  • 営業職
  • サービス業
  • コンサルティング職
  • 製造部門

などで簿記の知識を活かすことができます。

よって、ほとんどの業種や職種で簿記の知識を活かすことができるといえます。

簿記2級の学習方法

簿記2級の取得する方法として挙げられるのが、スクールと独学です。

独学で取得する方法

簿記初心者の場合は、350時間~500時間ほど学習期間がかかるといわれており、簿記学習経験者(簿記3級取得者など)は、250時間~350時間ほどかかるといわれています。

私は独学で、簿記3級と簿記2級の取得をしました。使用したのは、Youtubeの合格tvさんの簿記講座の動画と、過去問のテキストのみです。

基本は合格tvさんの講義動画(Youtubeなので無料)をすべて視聴し、無料配布のレジュメに書き込みをしていきます。

その後、数回レジュメを復習し、完璧に頭に入ったら過去問テキストを完璧に解けるまで、繰り返し解きまくります。

  • 合格tvさんの講義動画を視聴
  • 市販の過去問テキストをやりこむ

このようなシンプルな工程ですが、十分に合格点を取得することができるでしょう。

スクールを利用して取得する方法

スクールを利用すれば、初心者から学習経験者まで、プロの的確なアドバイスのもと学習することができます。

費用が独学に比べてかかってしまいますが、通信教材等を利用することで、効率よく勉強できます。

友人は大学の講義を利用して取得していたので、大学の講義を履修するのも一つの手段かもしれません。

簿記2級を取得して就活を成功させよう

簿記2級には、就活やその後のキャリアでも大きく役に立つことがわかりました。就活を少しでも有利に進めるためにも、取得しておきたいところです。

社会人になってから、取得を求められることの多い資格なので、大学生のうちから取得しておいて、損はないでしょう。

  • 業界・企業分析の際に役立つ
  • 面接時のアピールに繋がる
  • 書類選考の通過率が上がる
  • インターンシップで知識を活かせる
  • 難易度がそこまで高くない

これらのメリットを押さえて、モチベーション高く学習に励んでいきましょう!

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  • この記事を書いた人

ガメモン

月間2万人の就活生が読む「ガメモンの就活大学」を運営。就活を戦略的に進めていくノウハウを紹介しています。 ★偏差値50の文系出身★上場企業に早期内定★大学で児童ボランティア団体の代表を経験 ⇒ 現在は新たなことに挑戦しようとブログを開設

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