
就活において避けては通ることができないのが面接です。
しかし、「緊張しすぎて自分でも何を言っているのかわからない」「頭が真っ白になる」
こんな学生も多いのではないでしょうか。
実は私自身も元あがり症で、頭が真っ白になった経験が過去に何度もあります。
あの宇宙空間に放り出された感覚は何とも例えづらいものですよね...
そこから自身でそのあがり症を克服し、合計6社内定を獲得することができました。
当記事では、そんな元あがり症の私が緊張しすぎを克服して、面接に臨むことができた方法をご紹介します。

目次
就活の面接では緊張して当たり前
まず前提として、「緊張しすぎる自分が嫌だ...」と思っている方に向けて伝えたいのですが、就活の面接で緊張するのは至極当然のことです。
自分の人生の選択に大きく関わる場面において、緊張してしまうのは当たり前のことなのです。
その緊張が適度な場合にはプラスの効果を発揮してくれますが、過度な域に達するとマイナス効果を生み出してしまいます。
私は圧倒的に後者のパターンでした。
特に緊張しすぎてしまう方の特徴として以下のようなものがあると考えます。
- 頭が真っ白になった経験がある
- 人からの評価を気にしすぎてしまう
- 人前で話すことに慣れていない
- 完璧を求めようとしてしまう
他の要因もあるかもしれませんが、少なくとも私は上記のパターンに全て当てはまっていました。
緊張が悩みである方も当てはまる要素があるのではないでしょうか。
しかし、就活での面接で緊張しすぎて話すことができないのはあなただけではありません。
面接官はあなたの失敗なんて記憶に残らない

これはあがり症だった頃の自分に教えてあげたいことの第1位です。
それは、面接官はあなたが緊張のし過ぎで失敗したことなんてそのうち忘れてしまうということです。
私もそうでしたが、緊張しすぎてしまう人は「周囲から自分がどう思われているのか」や「失敗が恥ずかしい」と考えてしまいがちです。
しかし、そのようなことを考える必要はありません。
私も過去の失敗体験を当時そこに居合わせた人に思い出話としてしたことがありますが、その人は「そんなことあったっけ??」といった反応がほとんどでした。
自分ではかなり記憶に残っている出来事なのに他人からしたらどうでもよかったりするのです。
それは面接官も一緒で、これまで何人もの応募者と面接をしてきているはずですし、その中で緊張しすぎている人の面接を行ったこともたくさんあるでしょう。
あなたが緊張のしすぎで失敗したからと言って、その場に居合わせた人の記憶に深く刻まれるといったことはほとんどないと思われます。
それを念頭に置くだけでも少しリラックスした状態になれるのではないでしょうか。
面接で緊張しすぎるのを緩和させる方法

ここからは実際に私が大事なイベントの前に行っていた緊張のし過ぎを緩和させる方法をご紹介していきます。
どれも効果があったと感じるものばかりですので、試してみてください。
話す内容を丸暗記しない
話す内容を丸暗記することはおすすめしません。
完璧に答えることができれば問題ありませんが、セリフを忘れてしまったときに魔の沈黙の時間ができてしまいます。
特に面接の場合だと、想定外の質問がされることもあるでしょう。
そういった場合に対応できなくなるといった危険性もあります。
それに対する対策としては話す要点をまとめたものを準備するというのがおすすめです。
長さにもよりますが、強みだったら4つくらいのカタマリを作ってそれだけを暗記していきます。
例えば(強みVer)
- 私の強みは課題解決力である。
- 当初は○○が問題点と感じる
- A案とB案を実践
- 結果、△△率が〇〇%向上
これらのみを覚えていきます。
あとは、これらの内容を自分の言葉でつなぎ合わせて文章にしていきます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、上手くいったときはとても大きな自信になるので、面接対策時に練習してみましょう。
質問内容をいくつか想定しておく
質問内容を想定しておくことは緊張するしないに関わらず、必ず行ってほしいと思います。
面接で話す内容をあらかじめ考えることもできますし、どういった内容が質問されるのかを知っておくだけでも、良い心構えになります。
また、面接官も何人もの学生を見てきている可能性があるため、学生が準備してきたかそうでないかは判別できるでしょう。
そこで、「しっかりと準備してきたんだな~」といった印象を抱かせることができれば、プラスの評価にも繋がります。
最低限準備しておくべき内容
- 強み・弱み
- ガクチカ
- 志望動機
- 挫折経験とそれを乗り越えた経験
- 就活の軸
- 入社後にどのような活躍ができると考えるか
- 逆質問
以上の内容は最低限準備してきたいところです。
その他にも、「あなたを家電製品で例えるなら何ですか?」など、変わった質問をしてくる企業もあるでしょう。
そういった場合に備えて、ネットなどで事前に調べることをおすすめします。
例えば、「ワンキャリア」などを使えば、面接の雰囲気や選考の内容を調べることができます。
登録していない人は登録しておきましょう。
面接練習を繰り返して自信をつける
大学を指定校推薦で受ける際に面接練習などがありますよね?
それと同じで就活でも面接練習がとても重要になってきます。
学生と面接官との物理的な距離を取ることで、わざと心の距離を作り出す企業も存在するため、そういった環境になれる必要があるのです。
アルバイトのように初日の数日間は緊張しっぱなしですが、何日か経つと自然と緊張も少なくなってくるでしょう。
面接においても、同じような環境を何度か味わっておくことで、自然な振る舞いへと変わり、自信があるように思われます。
大学のキャリアセンターなどで面接練習をすることができるほか、就活サービスを使えば実際の企業の選考という形で練習をすることも可能です。
私が最もおすすめするのは、企業側から選考のオファーが貰える求人サイトである「OfferBox
」です。
実際の選考にも使えますが、面接練習にも活用できるのでまだの方は念のため登録しておいてもいいかもしれません。

オファーボックスの特徴
・3人に1人が利用
・登録企業は9000社以上
・オファー受診率93.6%
ゆっくり話すことを意識する
面接ではゆっくり話すことを意識しましょう。
人間は緊張してしまうと自然と話すスピードが速くなってしまいます。
話すスピードが速い分、話す内容を作るための頭の処理が追い付かず、結局何が言いたいのかがわからない返答になってしまっては意味がありません。
また、面接官からしても聞き取りにくいですし、余裕のない人のように映ってしまう可能性だってあります。
そのため、面接では特にゆっくり話すことを意識しましょう。
そうすることで自然と緊張が和らぐことがあります。
つぼマッサージを実践する
これはプラシーボ効果かもしれませんが、つぼを刺激すると緊張が和らいだように感じた経験があります。
手のひらに労宮(ろうきゅう)と呼ばれるつぼがあるのですが、そこを指圧すると緊張の緩和に効くとされています。
「もしかしたら効くかもしれない」といった思い込みの力は、時に大きな味方となる場合があります。
簡単なお守りだと思って、いざというときに実践してみてもいいかもしれません。
緊張を緩和させる薬を飲む
緊張を和らげる薬を飲むのも一つの手段です。
アロパノールといった顆粒タイプの薬なのですが、一度受験生だった頃に緊張をせずに試験に臨みたいと思って、興味半分で服用した経験があります。
こちらも飲んだことによる安心感もあったため、実際に効いたかは断言できませんが、ある意味で効果はあったように思います。
何度も飲むことはおすすめしませんが、大事なイベントがある前には飲んでみるのも良いでしょう。
とても有名な薬なので、気になる方は手に取ってみてください。
私は顆粒タイプで飲みましたが、ドリンクもあります。
緊張して失敗しても大丈夫!

やはり一番は「失敗しても大丈夫」と思うことが、大事です。
先程も述べましたが、緊張して力を発揮できない就活生はこの世に何万人もいますし、そのことを面接官や周囲の人々は意外に覚えていません。
そんな集団に属する一人にすぎないのですから、失敗しても何の問題もないのです。
それでも緊張はすると思いますが、その場合は上記の方法を実践してみてください。
今までとは違った結果が待っているかもしれません。
この記事が緊張で悩む就活生の力になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!