就活

【就活生必見】新卒で絶望回避!ブラック企業の見分け方ガイド 早い段階から知るべきこと

期待を胸にいざ新卒で就職した企業がまさかのブラック企業...なんて悲惨な目に合いたくないですよね。

筆者もそのような悲惨な未来を回避したいと思い、ブラック企業については徹底的に研究しました。

今回は、ブラック企業への就職をなんとしてでも回避したい就活生に向けて、ブラック企業の見分け方をご紹介していきます。

完全に見分けられる手法ではありませんが、就活において大きく役立つと思いますので、是非参考にしてみてください。

ガメモン プロフィール
暗闇に浮かぶ5人のシルエット、ブラック企業

ブラック企業とはどのような企業を指すのでしょうか。そしてそこに定義はあるのでしょうか。

結論から申し上げますと、ブラック企業に明確な定義はありません。

会社には条件など様々な特徴がありますが、それは人によってブラックな内容と捉えるか、そうでないと捉えるかは違うということになります。

一応、厚生労働省ではブラック企業について以下のような特徴が明記されています。

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  • 労働者に対し過度の選別を行う

参照:「ブラック企業」ってどんな会社なの?|厚生労働省

要は、「若い労働力を使い捨てのように雑に扱っている企業」と捉えることができます。

おそらく多くの人がこのような企業をブラック企業と捉えているのではないでしょうか。

一概に断定できる要素はありませんが、自身の中でブラック企業の定義というものを作っておくと、企業選びの時に役立つので、早いうちからブラック企業を選別するための要素を決めておきましょう。

ブラック企業に明確な定義がないことはわかりましたが、上で紹介した厚生労働省が明記しているような企業に当てはまりやすい特徴をご紹介していきます。

ブラック企業の特徴

  • 離職率が高い
  • 毎年大量に採用する
  • 将来性が不安定な業界
  • BtoCのビジネスをメインとする業種
  • 達成不可能なノルマがある
  • 精神論で突き進む企業

これらは実際に僕が企業研究をするときに見ていた要素でもあります。

必ずしもこれらに当てはまるからと言ってすぐに「ブラック企業だ!」と断定する必要はありませんが、十分に警戒する必要はあると思います。

ほとんどの特徴が、仕方なしにその特徴を持ってしまっているというのが現実です。

やはり、企業で働く誰もがホワイトな環境で働きたいと感じているでしょうし、そのような環境を提供したいと役員の方々は考えていると思うのですが、現実はそう上手くいかないんですね...

特徴①|離職率が高い

これはもっともわかりやすい指標だと個人的には感じます。

離職率というのは、主に3年後離職率と言われるように、辞めていく社員の割合を示したものになるのですが、これが高いとその分社員が辞めていく要因がその企業に潜んでいる可能性が高くなります。

居心地がよくてホワイトな企業なら社員は辞めないはずですよね。

この離職率というのは、外部からは一見わからない実態を私たちに教えてくれる貴重な数字になります。

しかし、離職率を公表していないところもあります。

その場合は、次で紹介する採用人数にも注目してみましょう。

特徴②|毎年大量に採用する

毎年大量の採用人数がいるのも少し警戒した方がいいです。

これは、なぜそんなに毎年多くの人数を採用しなければならないかを考えてみましょう。

私が思うに、社員の入れ替わりが多いからだと考えています。

短いスパンで社員が辞めていくため、その分多くの社員を補充していると見ることができます。

これは先程紹介した「離職率」にも関わってくる数字です。

離職率からブラック企業を見破る

このような流れで見ていけば、非公開の離職率についても高いか低いかを予想することができます。

なので、仮に離職率が示されていない企業の場合は、毎年の採用人数を見てみると良いでしょう。

大量の採用人数もブラック企業を見分けるにあたっての重要な指標です。

特徴③|将来性が不安な業界

将来性のない業界もブラック化しやすい傾向があります。

近年は技術や制度が発展していくに従って、従来は当たり前だった職業が衰退し、将来的に存続が危ぶまれる業界が増えてきています。

そういった企業はそもそも企業の存続に不可欠な利益の確保が難しくなってきます。

しかし、「利益が出ないな...」で、じっといている経営者はいません。利益が出るために社員を必死で働かせます。

もちろん残業が課される可能性も高くなるでしょう。その残業代も人件費の削減による利益確保を狙っている企業なら、支払われないかもしれません。

将来性が不安な業界や企業は、利益確保のために、様々な分野でブラック化する傾向があるので、しっかり研究しておきましょう。

特徴④|BtoCのビジネスをメインとする業種

BtoCとは、「Business to Consumer」の頭文字をとったもので、企業が個人の顧客を相手にしてビジネスをすることをいいます。

この業界もブラック化する傾向が強く、飲食店やメーカーなどに多く見られる傾向があります。

製品やサービスに不備があった場合には、お客様からのクレーム対応をしなければなりません。

穏やかな方ならまだしも、気が荒い方ならその対応もいっそう体力を使います。

ただ一般的にブラックになる傾向があるのは、実際に個人の消費者と接する場合で、商品企画やマーケティング部門などの本社勤務の場合は、個人の消費者と直接関わる機会がないため、ブラックでない場合もあります。

メーカーなどは出世するまでに、現場店舗の社員として勤務することが多いため、最初のうちはブラックかもしれませんが、数年後にホワイトな環境で勤務できるかもしれません。

特徴⑤|達成不可能なノルマがある

これは主に営業職で顕著に表れるブラックな要素です。

営業職では、ノルマという達成するべき契約件数や売上を設定される場合が多くあります。

努力すれば達成可能なノルマは普通ですが、達成不可能なノルマはブラックな要素になりやすいです。

これも、なぜそもそも達成不可能なノルマが課されるかを考えてみましょう。

それは、業績が良くないからです。売り上げを作ろうと、それだけ営業部隊を働かせます。

達成できないと上司から叱責されたりと精神的な圧力をかけられたりする可能性もあり、なかなか耐え難い環境で仕事をすることになります。

特徴⑥|精神論で突き進む企業

これは体質が古い場合によくみられます。

「やる気」や「気合」などの熱い言葉で社員を動かす企業などです。そういった精神は大事なことでもありますが、過剰にその価値観を掲げているような企業は警戒しましょう。

それこそ無理なノルマを課されて、未達成で激詰めされたりする可能性があります。

なんでこんなノルマも達成できないんだ!やる気がないからだろ!

必死で頑張っている中でこのように言われたら、たまったもんじゃないですよね...

日本の高度経済成長期と今とでは状況が違います。どんなにやる気と気合があっても業績につながるとは限らないのです。

ロジカルシンキングが重要な世の中で精神論が過ぎる企業は警戒した方が良いでしょう。

以上がブラック企業の特徴ですが、どのような方法で見つければいいのでしょうか。

探し方は色々ありますが、就活ナビサイトを見るのが一番手っ取り早いでしょう。

個人的に上記の特徴を見つけやすいと感じた就活ナビサイトは以下の通りとなります。

  • マイナビ
  • リクナビ
  • あさがくナビ
  • キャリアマイン
  • アクセス就活

企業研究にも使える上に、採用人数なども載っているので利用しましょう。

しかし、それらを利用してすべてがわかるわけではありません。その場合はネットで企業の名前を検索するなり、次で説明する「その他ブラック企業の見分け方」を参考にしてみてください。

また、これら以外にもナビサイトはあるので、複数のナビサイトを活用して漏れのない企業研究を心がけましょう。

インタビュー最中の男女のシルエット、影

ブラック企業になりやすい要素を就活ナビサイトから見分ける方法もありますが、その他の見分ける方法もあります。

以下の方法でブラック企業を探してみてもいいかもしれません。

  • ブラック企業大賞を見る
  • 口コミサイトを見る

これらの情報に加えて、自身で調べた情報もプラスしてみていくようにしましょう。

ブラック企業大賞を見る

ブラック企業大賞は、ブラック企業大賞企画委員会が企画するものであり、様々な指標からブラック企業を分析し、ランク付けしているものです。

2019年のブラック企業大賞のランキングは以下のようになっています。

2019年ブラック企業大賞ランキング

1. KDDI株式会社

2. 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

3. 株式会社電通

4. 株式会社ロピア

5. 長崎市

6. トヨタ自動車株式会社

7. 三菱電機株式会社(メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社)

8. 吉本興業株式会社

9. 楽天株式会社

一度は耳にしたことがある企業が多くを占めていますね。

これらの企業は既にブラック企業であると調査された結果から公表されているものです。

是非頭に入れておきましょう!

就活の口コミサイトを見る

これは実際にその企業に勤めている、もしくは勤めていた社員が書いたものなので、参考にしましょう。

例えば以下のサイトがあります。

就活の口コミサイト

  • オープンワーク
  • エンライトハウス
  • 転職会議
  • キャリコネ
  • はたらくホンネ

社員の生の評判が見れるということで、大いに参考になります。

古い口コミなども混じっているため、投稿日が新しいものから見ていくようにしましょう。体質が変化しているかもしれません。

しかし、口コミの特性上、社員の愚痴を書く場所になっている場合もありますので、マイナス意見がプラス意見よりも多いというのが個人的な印象です。

線路を歩く女性

いかがでしたでしょうか。企業への就職は、自身の人生において大事なイベントになります。

その企業をじっくり時間をかけて見分けられるのは、就活生だけです。

新卒で就職した企業がブラック企業だったという悲劇的な状況を回避するためにも、是非力を入れて調べてほしいと思います!

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。読んでいただき、ありがとうございました。

おすすめ記事

  • この記事を書いた人

ガメモン

月間2万人の就活生が読む「ガメモンの就活大学」を運営。就活を戦略的に進めていくノウハウを紹介しています。 ★偏差値50の文系出身★上場企業に早期内定★大学で児童ボランティア団体の代表を経験 ⇒ 現在は新たなことに挑戦しようとブログを開設

-就活